★★ビッグマネー!〜浮世の沙汰は株しだい〜★★ ドラマ動画
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伝説の相場師と言われる老人、小塚泰平にその才能を見出された青年、白戸則道。小塚から、株の知識を一から伝授され、知らず知らずのうちにマーケットで生き抜く力を身に付けていく。そしていつしか青年は、老人とともに世界有数の銀行、まつば銀行を相手に、緻密にして巧妙な戦いを挑んでいく……。
『ビッグマネー! 〜浮世の沙汰は株しだい〜』(ビッグマネー! うきよのさたはかぶしだい)は、2002年4月11日〜6月27日に放送されたフジテレビのテレビドラマ。全12話。原作は、石田衣良の著作『波のうえの魔術師』。
概要
瞬時に億単位のお金が動くマーケットのスリリングさ、株が生み出すお金のドリーム感、そしてお金に絡む人間の欲望が渦巻く株式市場を舞台に、変額保険の運用失敗を契約者に転嫁するなどの悪事を働く銀行員との対決を随所で取り入れ、巧妙かつ緻密なバトルに巻き込まれてゆくサスペンスタッチのヒューマンドラマである。
このドラマでは株式投資を扱っているが、視聴者を引き付けるためなのか実際の株式市場ではありえない事が起きてしまっている。 その一つとして、日本の証券取引所の多くが採用している値幅制限がなく、際限なく価格が上昇ないしは下落しているような描写が、何度か見られる。
第1話
ことごとく就職面接に落ち続けていた白戸の前に、かつて「伝説の相場師」と呼ばれた小塚老人が現れる。小塚の胡散くさい話に、全く信用していなかった白戸。その小塚に命じられ、初めてやった株取引で400万円儲けた同じ日に、400万円の借金返済に迫られていた父が亡くなり、この世の中の矛盾を感じるのであった。
第2話
小塚から、株価のチェックに新聞を読むよう、命じられた白戸。小額ながら株取引を始めた彼に、女性経営者の愛子が、白戸に500万円の運用を任せると言い出す。しかし、運用に失敗し大損を抱え、穴を埋めなくてはならなくなる。頭を下げた白戸に、戸塚は銘柄を指定して、「売り時は自分で見極めろ」と忠告する。
第3話
服飾デザイン会社トゥモローズの元社員ゆかりが、同社を相手に取り臨時株主総会で、社長解任の動議を提出する。最後に、2時間前に筆頭株主になった小塚泰平が現れて、社長を解任で株主総会は終わった。
第4話
白戸の親戚の勇太(吉武怜朗)は、小学生ながらディトレードを親に内緒でやっていた。小塚泰平は、その勇太に白戸にディトレードを教えてあげてくれと頼み、白戸は勇太にしぶしぶ教えてもらうことになった。
額面割れの100円を切ると、融資が一切受けられず、事実上の倒産。この株をできるだけ安く買い、ポンと上がったところで売り抜けようと最後の勝負をする勇太と白戸。そのころ小塚は証券会社に出向き、社員の制止も聞く耳持たず、100円切れ寸前で買い支えを繰り替えしていた。
第5話
白戸はある時突然ダンナの関連会社が、近く合併するらしいの。そんな時、株、あがるんでしょ、と相談された。しかし、白戸は何の話かピンとこない。一方、充ちるが、小塚家に戻り、緑の話をすると、「合併前に、株を買っておけば大儲け。でもインサイダーという違法取引だから逮捕されることもある。しかし、奥さんが買えば法に触れるが、白戸なら大丈夫」と小塚(植木等)らに教えられた。「そんな調子のいいことがあっていいのか」と、充ちるは半信半疑。
同じ頃前回小塚にやられた山崎は、まつば香港の不正負債をこのインサイダーて埋めようと考える。
[編集] 変額保険
この作品で描かれている「相続保険」という架空の保険は、裁判で係争中であった「変額保険」がモデルである。銀行・保険会社などがスポンサーになっているため、ドラマでは保険名を変えたと思われる。
80年代末のバブル全盛期では、大都市圏の地価が高騰し、土地の所有者の相続税もあがるため、相続税を支払うため土地を手放さねばならないと言われていた。その対策を口実にして、言葉巧みに売り込まれたのが、この「変額保険」である。
変額保険の特徴として、加入時に「一括払い」することができ、かつ一般の生命保険とは別建てで「株式運用」をするため、死亡保険金・解約返戻金がハイリスク、ハイリターンとなる。加入者は「土地」を担保に、銀行からの融資を「一時払い金」として変額保険に入る。結果として、借金したことにより相続税は下がり、そして保険金で払うことができる、との説明であった。
しかし、バブル崩壊とともに「株式の運用」が行き詰まり、期待を下回る解約返戻金で、相続税には足りないという結果になった。さらに、銀行からの融資への利息も払えず、土地を売るか、早いうちに死んで被害を軽くするしかないという、悲惨な二者択一を迫られる高齢者が続出した。
ただし、「変額保険」そのもの全てが悪いわけではなく、また一方的に銀行と保険会社が悪かったわけでもない。バブル期の高騰に惑わされ、投資運用のリスクを理解せず、契約書をよく読むことなく加入した契約者の責任も、決して軽くはない。相続税を回避するという不純な動機から、「借金をして、リスクある投資をする」ことを選んだ契約者が、債務の全額免除を求める事に正当性を認めるのは実際問題として無理がある。
その上で、この変額保険事件で問題だったのは、銀行・保険会社が「ブランドと信用」を悪用する形で、資産を持った高齢者を狙い撃ちした事にあったのである。中には、痴呆症・認知症などの高齢者に集中して営業を行った担当者もおり、ドラマ内で語られているように「他人の資産を使って、ギャンブルをした」という表現は、決して間違っていない。
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