★★デトロイト・メタル・シティ ★★ アニメ動画
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主人公・根岸崇一はポップでオシャレな音楽を好む青年。大学進学に伴って上京してきた彼はポップ歌手としてデビューするという夢を叶えるため、大学卒業後にレコード会社と契約する。
ところが事務所から根岸が歌わされることになったのは、彼の趣旨とは正反対のデスメタルであった。程なくして根岸は悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、デビューする事になってしまう。
メタルは嫌いな根岸だったが、いざ歌ってみると秘められたメタルの才能を発揮してたちまちバンドは大ブレイク、根岸自身の思いとは裏腹にクラウザーはカリスマと化し、DMCは一躍世間の注目を集める人気バンドとなるのだが…。
『デトロイト・メタル・シティ』(Detroit Metal City)は、若杉公徳によるギャグ漫画。白泉社『ヤングアニマル』において2005年から連載されている。
概要
『ヤングアニマル』第17巻9号、13号、14号(2005年)に読み切り掲載。19号より本連載が開始された。
作中に登場する特異な発言やフレーズと平常時の主人公の性格と行動のギャップや作者の強烈なコメントなどから、一部にカルト的な人気を誇る。更にネット上での口コミなどでコミックス1巻は発売早々品薄になった。大手インターネット通販サイトアマゾンにおいて全書籍売上ランキング第1位を獲得している。
2006年12月に発売された宝島社「このマンガがすごい!」2007オトコ版にて1位を獲得した。
ドラゴンボールや北斗の拳などのパロディが所々に盛り込まれており、90年代初頭の青年漫画を思い起こさせる古い画風や過激な言葉の羅列が、一部読者に嫌われる傾向にあり、「読者を選ぶ」形の作品である。
STUDIO 4℃にてアニメDVD化がされ2008年8月8日に発売された。
単行本は香港でも『爆粗BAND友』というタイトルで玉皇朝グループから出版されているが、現地では過激とみなされる性的描写やセリフ表現があるため、18歳未満発売禁止という扱いを受けている。
若杉は『フラッシュEX』でのインタビューで「自分がデスメタル愛好家なら、このようなギャグマンガとして取り上げはしなかっただろう」と言う趣旨のコメントを残している。「下品であればメタル」というような根本的にメタルを勘違いさせるギャグ描写が多々あるためにメタル愛好家からは賛否両論である。
話数の単位は「TRACK〜」。
名前はキッスの「Detroit Rock City」から。
登場人物
[編集] DMC(デトロイト・メタル・シティ)関係者
デトロイト・メタル・シティ (Detroit Metal City)
インディーズ界でカリスマ的人気を誇る「悪魔系デスメタルバンド」。メンバーはヨハネ・クラウザーII世(Gt,Vo)、アレキサンダー・ジャギ(Ba,Vo)、カミュ(Dr)の3人構成。デビュー初期よりその過激なライブパフォーマンスで話題になる。
バンドを快く思わないアーティスト達から、次々と対バンを申し込まれるも、ことごとく勝利。また熱狂的な信者の間でクラウザーII世を中心とした数々の”伝説”が実しやかに語られている。ゲリラライブ中に止めに入った警官を暴行した(実際はギターが偶然警官の頭に当たってしまった)等、実際に犯罪を犯しているが、何故か逮捕される事無く活動を続けており、ネット上においてもその人気は過熱の一途を辿っている。
一方で、一般人には受け入れられず、作品の差別的内容に反発も多いため「メンバーは麻薬中毒者や連続レイプ犯らしい」などの噂が流れている。
メンバーはKISSの1976年のようなフェイスペイントをしているが、容姿全般については聖飢魔IIや初期のXから、曲や歌詞の世界観はQP-CRAZYやマリリン・マンソン、黒夢、Dir en grey、Aliene Ma'riage 等、ステージパフォーマンスはザ・フーやイギー・ポップ、ジミ・ヘンドリックスなどの影響も見受けられる。
[編集] 根岸 崇一(ねぎし そういち)= ヨハネ・クラウザーII世
OVA版CV:岸尾だいすけ 実写劇場版:松山ケンイチ
本作の主人公。身長170cm、体重58kg、血液型A型。大学進学に伴い大分県大野郡犬飼町(現豊後大野市)から上京してきた、心優しい青年。初登場時で23歳の童貞。マッシュルームカット・痩せ型で”ゴボウ男”と揶揄されるひ弱そうな外見だが、実家の農作業を手伝っていたためか、牛の世話や草刈り、トラクターの運転など、高い農作業スキルを持ち、体力はそれなりにある。酒は飲めるがあまり強いほうではない。また酔ったときは、卑屈な面も覗かせる。大学ではフランス語を専攻していたため、フランス語会話が出来る。紅茶を飲みながら、カヒミ・カリィのホームページと、加藤ローサと後述の山野花江のブログをチェックする事が日課。
好きな映画は「アメリ」。音楽もスウェディッシュポップやフレンチポップなどを嗜好し、特にカヒミ・カリィは全てのアルバムを所持するほど大ファン。定期的に路上でギター片手に自作のポップ(『甘い恋人』など)を歌っているが、そちら方面の曲の評判は芳しくない。しかし相川と佐治からは評価されている。
大学時代から相川にほのかな恋心を抱いていおり、自作曲を誉められたことがきっかけで、プロを目指すようになる。卒業後にインディーズレーベル「デスレコーズ」と契約したが、本人の意に反し『デトロイト・メタル・シティ(DMC)』のフロントマン「ヨハネ・クラウザーII世」として活動していく事になる。
嫌々クラウザーII世を演じているだけ(決して二重人格ではない)だが、怒りや嫉妬心でテンションが上がったりした場合は、自然にクラウザーII世の人格が顔を出す。この状態では罪悪感が無くなっているため、周囲の者が被害を受けることも多い。また理性が働いている時には、ファンを失望させない為、クラウザーになってあらゆる場所に”降臨”する。サタニック・エンペラー以降は徐々に人格がクラウザーと同化しつつあり、日常生活でも頻繁にクラウザーのような言動が出るようになる。
デスメタル・プレイヤーとしては才能を発揮する根岸だが、素顔の時のストリートライブの様子や、久瀬アイセットの影響を受けて撮ったとされる写真のセンスの無さから推測するに、どうやらデスメタル以外ではセンスが一切発揮できない人物のようである。
基本的にクラウザーII世としての行動を自己嫌悪している事からライブ後の打ち上げにも殆ど顔を出さないが、メンバー達との信頼関係は厚く、対バン等を通じアーティストとして純粋に対抗心を燃やす等、本質的には「バンド野郎」である。
ヨハネ・クラウザーII世 (Johannes Krauser II)
OVA版CV:うえだゆうじ
ギター&ボーカルを担当。頭に金髪のフルウィッグ、顔を白塗り・くま取りにメイクして額に”殺”の文字を書き込み、特撮の悪役の如きコスチュームにマントをまとう。
熱狂的なファンからは「クラウザーさん」と慕われ(作中でも正式名で呼ばれることはあまり無い)、崇拝されると共に恐れられている。メンバーの和田(後述)は、数々のパフォーマンスを披露するクラウザーII世を「メタルモンスター」と呼んでいる。また盲信的ファンが多く、アルバイト、B級映画の監督、果ては幼女や自分の肉親まで、その範囲は多岐に渡っている。
当初のキャラ設定は「魔界出身の悪魔で、幼き頃に両親を殺害してレイプ(「レイプして殺害」ではないことに注意)したため服役していたが、バンド活動のために刑務所から出てきた」というデビュー曲の歌詞から派生したものだけだったが、その後、人権無視、女性蔑視などの非人道的言動、曲の歌詞や宣伝文句、数々の奇行を経て、時に根岸当人さえ全く知らない虚虚実実な伝説がファンを中心に広まっている。曰く
この世界の全てを支配している悪魔で、血の色は緑。
異常性欲者であり、人間だけでなく目に入ったものは非生物ですら見境無くレイプする。東京タワーをレイプして妊娠させ、その結果六本木ヒルズが出来た(とされる)。
猟奇殺人者で「48のポリ(警官)殺し」を身につけている。(『キン肉マン』の「48の殺人技」を元ネタとするパロディ)
非常に高いギターテクニックを生かし、ギターを歯で弾く、ウィンドミル奏法といった奏法を得意とする(なお、これらはファンの間ではそれぞれ「歯ギター」「腕グルグルギター」などと呼ばれている)。ライブ時には高確率でギターを破壊する。後にデスメタルの帝王、ジャック・イル・ダークよりSGタイプの通称「伝説の悪魔のギター」を譲り受けた(クラウザーII世が3代目)。
みんなの「邪気」を分けてもらい強烈な痰を相手に吐きつける「悪魔玉」(『ドラゴンボール』の必殺技「元気玉」が元ネタ)、1秒間に10回「レイプ」と叫ぶ(イプとレイを同時に発声させることで可能となる)、などのパフォーマンスを持つ。また、ある事がきっかけで犬嫌いになる。
2007年、東京で行われたエアギター地方予選大会(エアギタージャパン主催)において、幾度かクラウザーII世とされる人物が競技審査員を努めた。毎回必ず、“前日のライブで喉を痛めた”という理由で声を発する事ができず、質問に対しては“レイプ”“サツガイ”“八つ裂き”という3つの札のみで回答するというのがお約束となっている。
[編集] 和田 真幸(わだ まさゆき)=アレキサンダー・ジャギ
OVA版CV:中野裕斗 実写劇場版:細田よしひこ
メンバー中唯一素でもロッカー気質かつ常識人で、女の事となると気がきく細身で長髪のバンド青年。身長174cm、体重63kg、血液型AB型。埼玉県出身。素顔もイケメンでモテるが、メンバーとの合コンにもホストの様な服装で参加するなど、ズレたところがある。カラオケの持ち歌はL'Arc〜en〜CielのHONEYで、95点を出したこともあるらしい(サタニック・エンペラーでパイパニック・チェーンソーと勝負した際にも披露し、観客から喝采を浴びていた)。
お調子者だが、ビッグになるという夢のために日々ベースを指が動かなくなるまで練習するだけでなく、新しいステージパフォーマンスの研究の為、ジャグリングの練習をするなど努力家の一面も持つ。将来はソロ活動も考えており、「ジャギ With エメラルド ファイアという名のビジュアルを意識したバンドを結成する計画も持っている。
ただし根岸とは対照的にアドリブに弱く、ステージ上以外でジャギとして振る舞う事は苦手。その為一度ステージに上がれば必ずファンを熱狂させる根岸の才能を高く評価し尊敬している。しかし、クラウザーが騒動を起こした際は責任を押しつけようとする小心者な面が度々見られるが、DMCでの活動には誇りを持っていて、売れる為には手段を選ばない。PV撮影でも根岸にとって拷問の様なパフォーマンスのアイディアも積極的に出したりする。
そのルックスとベーステクはビジュアル系としても通用し、他のビジュアル系バンドから引き抜きの話も来るほど。ポップス志向ながら全く認められない根岸とは正反対である。
アレキサンダー・ジャギ (Alexander Jagi)
ベースギターとボーカル担当。ファンからは「ジャギ様」と様付けで呼ばれている。
中分けしたロングヘアー、白塗りの顔、全身タイツの背中にデビルマンのような羽、という出で立ち。衣装やベースのストックがクラウザーに比べると非常に多く、ベースはサンダーバード、プレシジョンベース、スティングレイ、タルボなどが確認されている。
「クラウザーII世との殺し合いの末バンドに加入した、ミュージシャンであり連続放火魔」という設定。最初はジャギという表記だけだったが、後に登場した契約書でフルネームが判明。
口から炎を吹くパフォーマンスを得意とし、ライブ中で多用。熱いファンから「焼き殺してー」という物騒な声援が入る(後に根岸のアドリブによって「炎で人を操れる」という設定も追加)。金玉ガールズとの対バンではこの火噴きが原因でライブハウスが火災になるという事態になった。他にも火のついた松明でのジャグリングや側転なども器用にこなす。しかしクラウザーやカミュのキャラがあまりに濃い為になかなか目立たず、事務所の社長から喝を入れられることも度々。
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