★★めぞん一刻★★ アニメ動画
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「時計坂」という町にある「一刻館」という名の古いアパートの住民、五代裕作と、管理人としてやって来た若い未亡人音無響子を中心としたラブストーリー。1980年代のラブコメディー漫画の金字塔として名高い作品である。
人より苦労を背負い込んでしまう世渡り下手な青年・五代裕作と、生来の鈍感さと亡き夫への操ゆえの真面目さを合わせ持つ美人管理人・音無響子の織り成す恋愛模様が、常識はずれの面々が住むおんぼろアパート「一刻館」を舞台に、高橋独自のリズミカルでコミカルな展開で小気味良く描かれている。
めぞん一刻』( - いっこく)は高橋留美子によるラブコメディ漫画作品。及びこれを原作としたアニメ(テレビ・映画)、実写版映画、テレビドラマ作品。
概要
[編集] 連載誌
「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)誌上において、創刊号である1980年11月号から1987年の19号にかけて連載。ビッグコミックスピリッツは創刊当初は月刊であったが、月2回刊からさらに週刊へと変わり、掲載の頻度は増えていった。
単行本は全15巻。2007年4月27日に新装版として発売される。1992年から1993年にかけて、A5判のワイド版としても発売され、1997年には文庫版が出ている。
1986年にはアニメ化、実写映画化され、1988年にはアニメ映画も作成されている。また、2007年5月12日、2008年7月26日にはテレビ朝日系列でテレビドラマが放映された。
人より苦労を背負い込んでしまう世渡り下手な青年・五代裕作と、生来の鈍感さと亡き夫への操ゆえの真面目さを合わせ持つ美人管理人・音無響子の織り成す恋愛模様が、常識はずれの面々が住むおんぼろアパート「一刻館」を舞台に、高橋独自のリズミカルでコミカルな展開で小気味良く描かれている。
[編集] 時代背景・場所
連載当初、高橋は西武池袋線沿線の東京都東久留米市に居住しており、本作品の初期の風景描写にはこの街の様子がうかがえる。例えば「時計坂駅」の外観は、西武線東久留米駅がモデルとなっている。駅舎やプラットホームの描写に同駅の特徴が見て取れる。連載当時の東久留米駅は現在の北口駅舎しかなく、駅舎脇には「狭山そば」の店舗があった(作中でゆかり婆さんがそばを食べながら店を出てくるシーンがある)。原作中にみられる時計坂の描写の多くは、東久留米駅北口から徒歩数分圏内の町並みをモデルに作画されていることが愛好家らの研究[1]により発見されているが、その多くは20年以上の時の経過により消失し、面影がわずかに確認出来る程度である。なお、作者は当作品の連載中に、同じ西武線沿線の練馬区に転居しており、初期の作画と後期の設定が同一性を保持していないことが指摘されている。中期頃の原作に郵便物で「東京都練馬…音無響子様」(61話)と描写されるシーンが登場する。
アニメ化に際してアニメーターが黄色い車両を中央・総武緩行線にしようと決めたのか(制作のスタジオ・ディーンは同線沿線の西荻窪にある。高橋氏本人の了解を得たのかは不明。)、アニメ31話「一刻館スキャンダル 五代君が同棲中!?」では「立川」、「津田沼」の行き先を出した電車が描かれており、92話「こずえちゃん結婚! 五代の愛は永遠に?!」では「西船橋」の方向幕を出した電車が描かれている。また、アニメでは「都内時計坂市時計坂町1−3−10」と書かれた手紙が54話、61話に登場した。
一刻館の住人
音無 響子(おとなし きょうこ)(テレビアニメ版の声優:島本須美)
本作のヒロインで、若く美しい未亡人。彼女が管理人として一刻館にやってくるところから物語がスタートする。
詳細は音無響子を参照
五代 裕作(ごだい ゆうさく)(声:二又一成)
一刻館5号室の住人。心優しくも気弱で優柔不断、典型的なラブコメ主人公。
詳細は五代裕作を参照
一の瀬 花枝(いちのせ はなえ)(声:青木和代)
一刻館1号室の住人。詮索好きで世話好きのいわゆる典型的なオバサンだが、加えて騒動好きで酒好きの宴会好きという豪快な性格。宴会が盛り上がると両手に扇子を持って踊る。北海道出身(スケートの話での「道産子だもーん」という台詞より)。昼間から酒を飲んでおり、酒樽体型(ただし、学生のころから同じ体型だった)。普段はちゃらんぽらんだが、響子に時折有効なアドバイスをするなどいざと言うときに頼りになる。五代と響子の関係を家族のような目で見守りつつも大変面白がっていて、常に事態を面白くさせようと行動するため、彼女が元凶となった誤解は数知れない。
一の瀬氏(いちのせ し)(声:矢田稔)
一の瀬花枝の夫。気弱で存在感が薄く、管理人の響子でさえ長いことその存在に気付かなかったが、勤めていた会社が倒産した事により、初めて住人達にその存在を知られる。その後も登場することはほとんど無かった。一の瀬家は一刻館で唯一家族で暮らしている。花枝との馴れ初めは社内結婚である。妻の花枝と肩を並べるほどの酒豪で、飲んでもほとんど乱れない。原作では「一の瀬氏」「一の瀬のおじさん」と呼ばれ名前の設定は明らかにされなかった。
一の瀬 賢太郎(いちのせ けんたろう)(声:坂本千夏)
一の瀬夫婦の長男で、物語の大半は小学生。響子を含む一刻館の住人では最も常識人。母親を反面教師にしてか、大人びた子供である。五代に夏休みの宿題を見てもらっていた「メモリアル・クッキング」(14話)では、宿題帳(ワークブック)の表紙に「4」(小学4年の意味か)の数字が見られる。原作では中盤以降は全く登場しなくなり、最終話にのみ姿を見せた。最終話は裕作と響子の結婚式を描いており、この時に賢太郎は中学生になっていた。TVアニメ版では二階堂望が登場しないため、本来なら二階堂の役回りとなる部分(アパートに戻れなくなったと誤解した五代を匿う羽目になる、など)が賢太郎に回るなどして、一応出番は継続していた。
二階堂 望(にかいどう のぞむ)(声:堀川亮、テレビ版アニメには登場せず。劇場版には登場)
一刻館2号室の住人で大学生。連載の後半(1984年4月〜)から登場。大学現役合格(五代とは別の大学)を機に高級マンションの「立国館」と「一刻館」との手続き違いで入居してくるが、管理人の響子を気に入りそのまま一刻館に住むこととなる。実家は裕福らしく、過干渉気味の母親に甘やかされて育ったせいか他人の気持ちに疎く、場の空気を察するということができない。ただしマザコンではなく、母親の過干渉は内心疎ましく思っており、気楽に一人暮らしができることを喜んでいる。入居した段階では未成年だがタバコや酒を嗜んでいた。転入直後に一通り住人達との騒動(五代を巻き込んだ四谷との対立、三鷹とのやりとりなど)があって以降は登場機会が少なく、宴会シーンなどには時折登場するものの、一刻館の住人でありながら端役で、物語の本筋には殆ど絡まない役であった(原作者も連載終了後の少年サンデーグラフィック誌上で「二階堂は(あまり活躍させられなくて)かわいそうだった」という趣旨のことを述懐している)。最終的には大学卒業まで一刻館に住み続け、響子と五代の結婚式にも参加している。卒業後は地元の茨城県で就職し自宅通勤となったため、相変わらずの母親の過干渉に内心辟易し、一刻館での暮らしを懐かしく感じている。
三越 善三郎(みつこし ぜんざぶろう)(声:堀勝之祐、テレビ版アニメのオリジナルキャラクター)
一時的に一刻館3号室の住人となる。一刻館を地上げする目的で来たが、最終的には何もせずに去っていった。なお、原作では3号室は一度も住人が住み着くことはなく、愛好家らからは「開かずの3号室」と呼ばれた(アニメでは八神が一刻館に居座った時に五代が一時的に住んだことがあった)。
四谷(よつや)(声:千葉繁)
一刻館4号室の住人で、五代の隣人。下の名前は不明。(注:但し一度だけ、テレビ版アニメの中で名刺付きで「よつや ためぞう」と下の名前を名乗っていた事がある)五代が一刻館に入居したその日に、4号室と5号室の間の壁に穴を開けてしまい、そこから何かと五代の私生活に干渉する。誰に対しても丁寧な言葉遣いで話し、普段はスーツ姿または在宅用の着物姿(冬は外出時に帽子とコートを羽織る)。五代、響子、二階堂などは職業など何をしているのか疑問を懐き、尾行・調査をしたこともあったが四谷に気づかれており(単にあちこち振り回されただけ)、結局なにも分からなかった。別の話でも五代が四谷に「職業は何ですか?」と聞いたが「ひ・み・つ」と答えられて「無職のくせに」と言ったり五代がバイトしているキャバレーに飲みに行った際にホステスから「パパになって」と言われた時も朱美が「無職だからダメよ」と言ったことがあったことから、病気などの理由で生活保護受給者ではないか、スパイ、公安警察、探偵、作家、また、虚無僧の衣装を持っているために役者ではないかなど色々な説がファンの間で飛び交った。しかし、実際には無職なのかどうかすらも不明で、年末年始には「私にはちゃんと帰るところがあるんです。休みも取りましたしね」という発言をしてどこかへ去って行くため、余計に謎を深くしている。ちなみにアニメ版だと「うる星やつらのビデオ見よーっと」というセリフがあることからテレビとビデオデッキは持っているようである。趣味はのぞき、特技はたかり。年齢・職業・経歴などは一切不明という、変人ぞろいの一刻館の住人の中でも一際目立つ存在であり、結局何者なのか明かされることはないままこの作品は終了した。アニメ版では、本人に瓜二つの祖父、叔父がかつて一刻館に居住していたという設定で「一刻館の歴史は四谷家の歴史」とのセリフが登場する。先行作ダストスパートの背古井と容姿、言動、行動との類似点が非常に多い。
六本木 朱美(ろっぽんぎ あけみ)(声:三田ゆう子)
一刻館6号室の住人。一刻館の面々のいきつけスナック「茶々丸」勤務。普段着はスケスケのベビードールと下着という扇情的な格好で、そのままアパートの中をうろつくが、住人たちは慣れっこになってしまっている。酒好きで破天荒な性格だが、時折、響子や五代にずばり本質を突いた一言を掛けて、背中を押してやるような姉御肌の世話好きな面もある。ちなみに、6号室に住んでいるため「六」のつく苗字であることは読者の間で早くから予想されていたが、登場人物が「朱美さん」か「朱美ちゃん」としか呼ばない(最後まで誰も彼女を苗字で呼んだことはなかった)ため、実際に苗字が出た(自分で名乗った)のは、原作のかなり後期になってからである。
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