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戦国時代末期、徳川家康は将軍の座に君臨するために、
豊臣秀吉の遺児・秀頼に 最後の攻勢を仕掛けていた。
敗残した豊臣方の兵の多くは秀頼が成人するのを待ち
再度蜂起する夢を持っていたが、
徳川陣営はその芽をことごとくつみとるべく ’計画’を遂行した。
中でも家康に最も近いところに在った高僧、南光坊天海は、
「世の中から権力奪取の夢を見る者を取り除かない限り戦が終わることはない」
と考え、 この期を最大限に利用して太平の世を築くことを目的とし、
反逆分子を瞬時に 亡き者とする少数精鋭の暗殺集団を世に送り出した。
その目的のために選ばれし10名の若者たち。
中でも名実ともに最高の剣の使い手と
謳われたのはたった一人の女性剣士だった。
それが主人公「あずみ」である。
小学館発行のビッグコミックスペリオールにて、1994年から連載中。2007年7月現在、単行本は42巻、以下続刊。
時は徳川幕府初期、太平の世を作り上げるため、内乱の芽を摘む特殊部隊として「爺(小幡月斎)」に育てられた天才的刺客・少女「あずみ」の戦いを描く。
戦国から太平の世へと移りゆく中で必要とされなくなった武人たちの不満にスポットが当てられており、過渡期故の社会不安が物語のベースとなっている。大局的見地からは「太平の世」を邪魔する人間が、一個人としてはむしろ善人であるなど、単純に善悪判別しがたいストーリーがあずみの苦悩を通して描かれ、高い評価を受ける。一部残酷なシーンや猥褻なシーンがあるが、これは時代背景の再現を忠実に行っている為である。
[あずみ
本作品の主人公。小幡月斎によって育てられた少数精鋭の暗殺集団の1人。常人を遥かに超える動体視力と俊敏さを兼ね具える少女。珍しい双頭刃の刀を難なく使いこなす。目が青みがかっており、髪の色も茶色っぽい事から外国人の血が混じっているらしい。月斎との旅路で南蛮織のマントを買い与えられ、以後トレードマークになる。
小幡月斎(おばた げっさい)
あずみ達を幼少より育てあげた人物。剣の達人でもある。戦によってかけがえのない仲間たちを亡くしていた故に再び戦乱の世にならぬよう、深く尊敬してる人物であった天海の命を受け、天下平定の為の枝打ちをする刺客としてあずみ達を育てた。天海からの使命はほとんど果たしたと言っても過言ではないが、柳生宗矩の陰謀により柳生の刺客団に暗殺される。また、その直前であずみに対して「お前は、何処までも生き抜くのだ!!」と川に放り出し逃がした。
南光坊天海(なんこうぼうてんかい)
徳川家康のブレーン。川越・喜多院の住職。また、天台宗の大僧正でもある。家康をして「お坊を知るのがあまりにも遅すぎた…」と言わしめた。しかし、その素性は謎に包まれ、生年はハッキリとしない。天下平定のため、月斎に不穏勢力の除去(枝打ち)を要請し、後に刺客に追われる身となったあずみを庇護する。徳川や豊臣といったものを超越したはるかに高い所から天下のことを考えている稀有な人物である。後に、勘兵衛の配下であった甲賀忍者の飛猿を召抱え、あずみには再び天下の為に働く使命を与える事になる。
飛猿(とびざる)
井上勘兵衛に仕えていた忍者。勘兵衛亡き後は暫く無気力だったが、天海に保護されあずみとともに密命を果たしていくことになる。剣の腕そのものではあずみに一歩引けを取るものの、忍者らしいサバイバル術で幾多の修羅場をくぐり抜けてきた。途中、怪我を負い退場することはあるものの本作『あずみ』では珍しい"死なないキャラクター"であり、初登場から最も長くあずみと行動をともにしている。
井上勘兵衛(いのうえ かんべえ)
加藤清正の側近。幼い頃に、両親と姉を徳川家康に惨殺され、復讐のみに生涯を捧げる。あずみ によって君主加藤清正を討たれ、旗頭と仰いだ豊臣秀頼も失ってしまう。大坂城落城の際には、 徳川本陣に単独で斬り込み、家康に届く所まで単身で突進をしたが、相手方の体当たりにより、灯りの火に突っ込み、身体に火が燃え移ってしまう。半身を炎に巻かれながら射た矢は家康に届くことは無かった。あずみによってその場を助け出され火傷の治療を受けることになる。その後は素性を偽り、小野忠明 の弟子となって復讐の機会を狙っていた。しかし、家康の側近である 本多正純が忠明の道場を訪れた際に、素性を見抜かれてしまった。松井凛太郎と木刀での一騎打ちをさせられ、両腕を折られ、刀を握ることも出来なくなる。悲願であった家康への復讐は、あずみによって果たされたが、君主・加藤清正の仇として、あずみに勝負を挑み散って逝った。目的を遂げた勘兵衛には生きながらえる気力はなかったようだ。仕えていた飛猿によって埋葬された。
千代蔵(ちよぞう)
[編集] 受賞
1997年度第一回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
1998年、第43回(平成9年度)小学館漫画賞受賞。
[編集] 他メディア
[編集] 映画
『あずみ』映画化。2003年、東宝系公開。
続編となる『あずみ2 Death or Love』が2005年に公開。
[編集] 舞台
初演:2005年4月3日〜26日、再演:2006年4月1日〜16日、4月29日〜5月4日
構成:演出岡村俊一
出演:黒木メイサ(あずみ),生田斗真(うきは・なち〔二役〕),長谷川純(豊臣秀頼),山崎銀之丞(飛猿),山本亨(小幡月斎),涼風真世(最上美女丸・淀の方〔二役〕),など
製作:明治座
制作:アール・ユー・ピー
協力:ゆうプロダクション,小学館
[編集] ゲーム
あずみ(ESP、プレイステーション2用ソフト)
[編集] パチンコ
CRあずみ(2005年:サミー)
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