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その昔―一匹の大霊狐が三槌家の守り神に祀りあげられた。名を空幻といい、ありとあらゆる術を自在に操る、たいへんに賢しい狐であった。だが同時に、騒動が大好きでもあった。いたずらと呼ぶには悪辣すぎる所業を繰り返す空幻に業を煮やした三槌の司祭は、七昼七晩かけて空幻を裏山の祠に封印したのだった。そして現在―未知の妖怪に狙われた三槌家の末裔・高上透を護るため、ついに空幻が祠から解封された…のだが、その物腰は畏怖された伝説とは裏腹に軽薄そのもの。イマドキの少年である透からは『クーちゃん』と呼ばれる程で…
『我が家のお稲荷さま。』(わがやのおいなりさま。)とは柴村仁/著、放電映像/イラストのライトノベルである。電撃文庫刊。第10回電撃小説大賞・金賞受賞作品にして作者のデビュー作。
妙な因縁から高上家を護る事となった天狐空幻と高上家を取り巻くヒトたちが巻き起こすドタバタを描いたコメディー小説。ちなみに第3巻は電撃文庫レーベルがリリースした999番目の書籍になった(なお1000番目は『キノの旅』第8巻で、1001番目は『灼眼のシャナ』第8巻であった)。2007年10月現在、7巻まで発行。
「月刊電撃コミックガオ!」2007年4月号より松風水蓮作画による漫画版が連載開始(なお「月刊電撃コミックガオ!」が2008年4月号をもって休刊したため「月刊コミック電撃大王」に移動、同2008年6月号より再開)。また、2008年4月よりテレビアニメが放送中。
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